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【要約・書評】「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」から問題解決の基本を学ぶ

【要約・書評】「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」から問題解決の基本を学ぶ

 

こんにちは、
戦略コンサルタントのシータです。

 

今回は、
外資コンサルでは著名なマッキンゼー流の仕事術を学べる、
「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」を読みました。

 

書評

数時間あれば、
マッキンゼー流の問題解決方法をざっくりと学ぶことのできる良書です。

そして、
この本は問題解決を生業とするコンサルタントに対してではなく、
社会で生きていく人々皆に対して書かれた本であるので、
コンサルに限らず手にとって学んで欲しいです。

皆様は普段から「問題」にぶつかっているかと思います。
会社員であれば、「売り上げを伸ばすためにはどうすれば良いのか」、
また就活生であれば、「志望企業の内定を勝ち取るためにはどうすれば良いか」、
など、世の中は「問題」で溢れています。

もちろん、各々に対処法はあり、「問題を対処すること」が「問題解決」だと思われているのではないでしょうか。

ですが、
それは本来の「問題解決」とは少し意味が違います。

本書によると、
本来の「問題解決」とは、

起こった事象への対処ではなく、
その事象はなぜ起こったのか、
どうあればその事象は起きないのかという問題の本質まで掘り下げて考えること。

なのです。

ここまで普段から考え抜けている人は少ないでしょう。

ですが、問題の本質まで掘り下げて考え抜くことができると、
あなたの問題への対処法は、革新的なものへと変えることができます。

この本がコンサルタントだけでなく社会に生きる人たち皆に読んでいただきたいと
私が言った理由が少しは分かっていただけましたでしょうか。

世の中には、同じような「問題解決」の方法論を伝える本(フレームワークを紹介するだけ)はたくさんあります。

そのどれもを実際に試みている人は少ないでしょう。

何故なら、その方法論をどう活用していいかがいまいち分かっていないからです。

この本には、
まず「問題解決」に対するマインドセットから、
何故フレームワークなどと言ったツールを使用するのか、
その理由まで掘り下げて書かれています。

是非、
この記事を読んだ皆様が本著を手にとって下さることを期待しております。

ここまでで、
少し「問題解決」に対する意識の変容が生まれ、
そして「問題解決」に対して興味を持っていただけたのではないでしょうか。

では、
以下から、本書「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」の要約を記します。

 

「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」全体要約

マッキンゼー流の問題解決力を身に着けるためには、
・Client interest first(顧客以上に顧客のことを知れ)
・Positive Mental Attitude(常に前向きに、自分には何ができるかを考え続けろ)
・Complete work(常に自分の最高のバリューを提示し続けろ)
・Artist sense(ロジカルは必要十分、アーティストセンスも磨け)
・Looks(プレゼンのチャート、そして持ち物など、見た目の細部にもこだわれ)
・For client(自分が何を見せたいかではなく、他人が理解できるかをチェックしろ)
・Not only questionnaire(アンケートを作ることが目的ではなく、そのアンケートで何ができるかを考え、そこから発見する価値ある分析結果でどんなストーリーを描けるかまで落とし込んで、アンケートを作れ)
・Be unique(自分は何を期待されているかを把握し、自分のユニークさを活かせ)
・Find issue(問題解決をただ行うのではなく、「真の問題は何か」という問題把握能力を意識しろ)
という9つの意識を常に持て。
そして、問題解決をするときは、
現実の問題だけを見るのではなく、常に未来志向で「どうありたいか」を考えてから行うべきだ。

 

「マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書」章ごとの要約

第1講義 マッキンゼー流 プロフェッショナルの流儀

マッキンゼーな人とは
・Client interest first(顧客以上に顧客のことを知れ)
・Positive Mental Attitude(常に前向きに、自分には何ができるかを考え続けろ)
・Complete work(常に自分の最高のバリューを提示し続けろ)
・Artist sense(ロジカルは必要十分、アーティストセンスも磨け)
・Looks(プレゼンのチャート、そして持ち物など、見た目の細部にもこだわれ)
・For client(自分が何を見せたいかではなく、他人が理解できるかをチェックしろ)
・Not only questionnaire(アンケートを作ることが目的ではなく、そのアンケートで何ができるかを考え、そこから発見する価値ある分析結果でどんなストーリーを描けるかまで落とし込んで、アンケートを作れ)
・Be unique(自分は何を期待されているかを把握し、自分のユニークさを活かせ)
・Find issue(問題解決をただ行うのではなく、「真の問題は何か」という問題把握能力を意識しろ)
の意識を常に持っている人。

第2講義 マッキンゼー流 問題解決の基本プロセス

「問題解決」とは、起こった事象への対処ではなく、
その事象はなぜ起こったのか、どうあればその事象は起きないのかという問題の本質まで掘り下げて考えること。

問題解決の基本プロセス
問題設定と解となる領域を決める→課題を整理し構造化する→情報収集を行う→仮説を立てる→仮説を検証する→解決策(打ち手)を考える→解決策を実行する

問題の構造を分解するために、
事象と要因をロジックツリーを使って分離すべき。
そして、そこから導き出されたイシューに対して、
イシューの分解を行い、サブイシューを出し、
それぞれのサブイシューの中で仮説を立て情報を収集し検証していく。
その中で大切なことはもれなくだぶりなくロジックを組み立てながら分離することである。
(Why so? So what? を繰り返し掘り下げる)
解決策を導く時には、「空・雨・傘」を意識しながら考える。
「誰に、何を、どのように」してもらいたいか、という結論まで持っていくことが必須。

 

特別講義 マッキンゼー流 フレームワーク入門キット

フレームワークとは、「思考を効果的に深めるためのツール」であって、目的に沿って使わなければ意味がない。
フレームワーク「ビジネスシステム」・・・全体の流れの中で重要ポイントを把握したい時
フレームワーク「3C」・・・市場戦略の基本を検討したい時
フレームワーク「7S」・・・組織を見直したい時
フレームワーク「ポジションのマトリックス」・・・何を選べばいいかわからない時
フレームワーク「ロジックツリー」・・・課題に対する真の解決策を発見したい時

 

第3講義 マッキンゼー流 情報の取り扱い方

リサーチをするときは、本やインターネットなどの誰かの手によって解釈されたものではなく、
現場の声などの原点を当たるべき。
また、情報はただ分析結果を出すのではなく、そこから新しいバリューに繋がるような、何かを「創造」できるようにしなければならない。
つまり、その情報が「ゼロ発想の視点」で考えられていて、その「意味合いを考える」必要がある。
→今ある情報が、未来のなりたい自分に対して、どう使えるかを考える必要があるということ。

 

第4講義 マッキンゼー流 問題解決能力を高める思考術

以下の思考術を身につけるべき

・現実だけを見て問題解決するのではなく、未来志向で自分の思考の枠を外しながら問題解決をする

・思考の無駄がなくす

・若い頃から、色々な人の話を聞くときは、「意見」と「事実」に分解するクセをつける。

・「願望」を「問い」に変え、「問い」から始める。(イシュードリブン)

・「問題点+解決策+実施方法」を含んだ「問いの核心」をコンパクトにプレゼンできるようにする(エレベーターテスト)

 

第5講義 マッキンゼー流 自分力の高め方

持つ仕事道具も情報もシンプルにすべき。
常にそうした意識を持ち続けることで自分の思考のクリアさを維持することが出来るから。
例えば、「資料を作ってくれ」と上司に頼まれた時も「なぜこの資料を作るのか」という「問い」を持つべき。
何事にもまず「問い」を持って考えろ。

 

第6講義 マッキンゼー流 プロジェクトで結果を出す力

プロジェクトで結果を出すには以下の点を意識すべき

・個人的に好きになれない相手がクライアントでも、
素直にリスペクトできる部分を見つける努力をすれば相手の問題を「共有」することができる。

・上司との付き合い方で大事なことは、相手のペースに合わせて「報告・連絡・相談」をすること。

・議論に行き詰まったときは、「そもそも論」を提示するとうまく進み出すことがある。

・ミーティングをするときは、必ずミーティングにおける「ゴール」を設定して行うべき。

・I(私)ではなく、We(私たち)を使って、一体感を出すべき。

 

第7講義 マッキンゼー流 プレゼンの技術

プレゼンに外せない3要素
・プレゼン資料を作る
・見せるプレゼン資料にする
・実際にプレゼンをする

→より大切にすべきは、「そもそも相手に共感と共有をもたらしたいと本当に思っているか」どうか。

最初にパワポを使うのではなく、ピラミッドストラクチャーによって構成された論理を、
「空・雨・傘」のロジックを意識した「ストーリー」で組み立てるべき。
そしてパワポでは、「1チャート1メッセージ」を心掛けろ。

 

以上が、
本書の要約です。

是非詳細を本書から学び、
より良い「問題解決」の方法を世の中に広げてください。