Blog of a Consultant
Offering information about Blockchains and Consulting
コンサルティング

【要約・書評】「問題解決プロフェッショナル」〜思考と技術〜を読みました

【要約・書評】「問題解決プロフェッショナル」〜思考と技術〜を読みました

こんにちは、
戦略コンサルタントのシータです。

今日は斎藤嘉則氏著「問題解決プロフェッショナル」〜思考と技術〜
を読みましたのでまとめたいと思います。

 

「問題解決プロフェッショナル」全体要約

 

ビジネスを成功に導くためには、「ゼロベース思考」と「仮説思考」の2つの基本的な思考法を元に、
「MECE」と「ロジックツリー」という論理構築のための技術を用いて、
「ソリューションシステム」というプロセスに沿って励むことが大事である。

 

・・・よく分からない単語が並んでいるので、以下に詳細要約を記載します。

「問題解決プロフェッショナル」章・部ごとの要約

 

第1章 思考編

既成概念を打破し、ビジネスを成功に導くためのは「ゼロベース思考」と「仮説思考」である。

第1部 ゼロベース思考

●ゼロベース思考のポイント
・自分の狭い枠の中で否定に走らない
・顧客・ユーザーの視点で捉えその価値を考える

 

第2部 仮説思考

●仮説思考のポイント
・具体的なアクションに結びつく結論を常にもつ(結論の仮説)
・結論に導く背後の理由やメカニズムを考える(理由の仮説)
・「ベスト」を考えるよりも「ベター」を実行する(スピード重視)

So what?と問い続ける事でより具体的に追求していくことが大切。

 

 

第2章 技術編

第1部 MECE

戦略とは、顧客にとっての価値を考え抜き、自社の強みを徹底して活かしながら、最後に資源配分にメリハリを効かせること
「MECE(もれなくだぶりなく)」はビジネスをする上では当然の技術である。

 

第2部 ロジックツリー

ロジックツリー・・・主要課題をMECEの考えに基づいてツリー状に分解・整理する技術

●ロジックツリーの利点
・もれやダブりを未然にチェックできる
・原因・解決策を具体的に落とし込める
・各内容の因果関係を明らかにできる

原因追求のロジックツリー

●ロジックツリーの作るコツ
・各レベルが出来るだけMECEか
・ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか
・具体的な原因や解決策がロジックの因果関係で主題歌第2リンクしているか

●フレームワークの例
・3C(Customer, Competitor, Company) + 1C(Channel)
顧客、競合、自社、流通チャネルによって市場の広がりをMECEにとらえる
自社(売上、成長性、ブランド、商品開発力)、顧客(規模、成長性、成熟度、ニーズ)、競合(シェア、河川度、参入難易度)
・ビジネス・システム
製品・サービスが開発=>市場に出るまでの付加価値の流れを時系列で整理
横軸: 自社の強み・弱み、縦軸: 研究、開発、調達、精算、広告、流通、保守
・マーケティングの4P
マーケティングの4P(Product, Price, Place, Promotion)
・マトリックス
資源配分を考えるために使う
X軸に相対マーケットシェア、Y軸に市場成長率をプロット

 

 

第3章 プロセス編

ソリューションシステムの提案
ソリューションシステムとは、ビジネス上の課題を分析し、具体的解決策を立案するための問題解決方法。
具体的には、課題の設定→解決策の仮説→解決策の検証・評価の3プロセスを示す。

 

第1部 課題を設定をする

問題に直面した時、その問題を今後解決すべき課題として捉え直す作業を「課題の設定」という。
「課題の設定」は「主要課題」の設定と、それを具体化・細分化した「個別課題」の2つのプロセスから成り立つ。

主要課題は、直面した現象を3Cなどのフレームワークを用いて比較し、課題を抽出する。
個別課題は、主要課題からMECEを用いてブレークダウンして抽出する。

 

第2部 解決策の仮説を立てる

個別課題に対する「個別解決策」をゼロベース・仮説思考を元に考え抜く。
そこから、個別解決策を組み合わせて、会社資源・経営方針と照らし合わせながら、「主要課題」に対する「総合解決策」を作る。

 

第3部 解決策を検証・評価する

個別解決策の検証に関しては、絶対に「ファクトベース」であることが重要。
分析そのものが目的ではなく、Yes or Noの方向性が決められたら良い。
総合解決策は以下のハードな面とソフトな面から検証すべき。

●ハードな面
・期待成果:解決策のもたらす効果を売り上げ、利益、成長性の視点から確認
・投入資源:人、もの、金の投入資源の量と、それぞれに関する企業の制約条件から評価
・リスク:市場や競合関係の急変による変動や失敗のリスクを評価
・展開スピード:成功の結果を早く出すための、早期立ち上げのスピードの評価

●ソフトな面
・企業スタイル、理念との整合性
・トップのコミットメントの確認
・リーダーシップのある実務レベルの推進者の有無

 

第4部 ソリューション・システムシートを使う

※シートなので本書を読んでください。

 

 

第4章 実践編

具体例から上記の「ソリューションシステム」の実例をみる

第1部 事業課題を設定する

シェア分析の際には、市場のカバー率と、強豪とバッティングした時の総合力の配分かを見極める必要がある

 

第2部 ソリューションシステムで新商品の導入を図る

CS・CE分析とは、「顧客にとっての価値」を具体的に分析し、戦略に反映させるための定量的分析手法。
CS(顧客満足度)とCE(顧客期待度)を競合品との比較を含めて定量的に分析する。

 

第3部 解決策を実行する

※具体例のみだったので、本文をお読みください。

 

書評

この本では、問題解決に置いての思考法と技術に関して具体的に学ぶことができます。
特に、
・パラダイムシフト(既存の枠組みからの脱出)
・ポジティブメンタリティ(常に前向きに考える)
・ロジカルシンキング(論理構築)
の3つの要素は今後も意識していかなければならないことです。

また、
筆者のあとがきにもありますが、問題解決能力に長けている人の特徴は
・とにかくよく考えていること
・自己責任において、自分の結論(仮説)を持って前向きに実行できる
とのことで、これにも深く同意します。

まとめると、
「既存の枠組みから抜け出し、ロジックが明確に組まれた自分の結論を前向きに主張できる人材」が、
今後もビジネスシーンで力を発揮していくことでしょう。